子供が無口になり、親とあまり話をしてくれなくなると、学校でいじめられているのではないか、子育てで失敗したのではないかなど心配になりませんか?

男の子が父親とは話すのに母親とだけ会話が少ないとか、女の子が妙に父親を避けるとか、家族間で違いが出るとつい自分に原因があるのではないかと悩んだりしませんか?

 

知り合いの男性から中学生の息子さんとの会話が少なくて心配だという相談を受けました。

あなたならどう答えますか?

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子供との会話がなくて心配なんですが…

子どもと会話ができない

相談の内容

・父親 47歳 母親 45歳
・子供 中学2年男 小学4年女

男の子の様子
・幼い頃からおとなしい性格で友だちは少ないと思う
・父親にも母親にも普通にいろいろな話をしてきてくれた
・中学校入学間もなく口数が少なくなった/li>
・話しかければ返事はするが短い言葉が返ってくるだけで会話にならない
・夕食後は部屋に入ってしまい話をする時間があまりない

女の子(妹)の様子
・とても活発で友だちも多く学校から帰ってもすぐに遊びに出かけることが多い
・学校のことや友だちのことを何でも自分から話してくれる
・特に母親との会話が多いが、父親とも普通に話をしている

心配な点
・中学校入学後、間もなく話さなくなったので学校に馴染めていないのか、友だちとうまくいっていないのかなどが心配。
・特にいじめのことがとても心配で話を聞きたいがなかなか言い出せないで困っている。

心配なケースとあまり心配がいらない場合

子供を見ていてゆるやかな変化の場合はいいのですが、急に変わってしまった場合は「何かあったのか?」と心配になりますよね。

教員生活が30年近くと長かったこともあり、突然家族とほとんど話をしなくなったとか、急に母親との会話を避けるようになったなどという例は結構あります。

そして、相談を進めていくと学校でのトラブルが原因だったなどということもありますので、あまり安心もしていられません。

 

ただ、この相談者の場合、奥様との関係や息子さんの様子を詳しく聞いたところあまり心配はいらないと思いました。

その理由をお話します。

心配な事例と心配不要な場合

心配なケース
・子供の表情が以前より暗くなった、急に暗くなった
・子供の友人関係が急に変わった、ひとりぼっちになっている
・夜遅くなど今までにない時間に外出する、まったく外出しない
・食欲がない、急にやせてきている

※これらの場合は学校の様子を先生に聞くなど情報を集めて考えていくことをお勧めします。

心配不要な場合
上記のようなことがなく、話しかければ返事をするのであれば、口数が少なくなったのは思春期特有のことと考えられますのであまり心配はいりません。

女の子が父親を避けたり、男の子が母親に秘密を持とうとすることも思春期に見られることですので心配いりません。

次のページで思春期のことについて書いてありますので参考にしてみてください。

 

ただ、心配無用の場合でも、放っておいていいわけではありません。

お子さんとより良いコミュニケーションを目指すなら次のことを参考にしてください。

より良い親子のコミュニケーションを目指すなら

中学生の子が話をしないと怒る父親

「子供が学校の話とか何も話してくれない。反抗期なのかもしれないが少しは話してくれてもいいと思うのだがどいうものですか? 中学生の子ってどう扱えばいいんですか?」

PTAの学年懇談会の時にある父親が怒り口調でこんな発言をしたことがありました。

その後のやりとりはこんな感じだったと思います。

「○○さんはお子さんに話しかけているんですか?」
「いや、今までずーっと子供が話してくれていたので、私からは特に…」 

「○○さん、奥様との会話はどうされているんですか?」
「普通です。うちのヤツが話してくることもあるし、私が話すこともあります」

 

「お子さんも大人の仲間入りをする年頃ですから、奥様の時と同じように○○さんの方から話しかけてみてはどうですか?」

変えられるのは中学生の子ではなく

私たちは、人を変えることはできない、変えられるのは自分だけと常々考えています。

もし、相手の人があなたの働きかけで変わったとしたら、それは相手があなたの言葉や態度に影響を受けて自分で自分を変えたのだと思います。

 

ですから、お子さんを変えたいと思ったら、無理やり子供を何とかしようと考えるより、親自身のあり方を変えた方が簡単です。

さっきの話であれば、子供に対して「親にもっと話をしなさい!」と迫るより、親からいろいろ話しかけた方が簡単だしうまくいく場合が多いです。

覚え書き
✔ たとえ相手が我が子でも、相手にばかり求めないで自分からできることを考えてみる

でも、無口な子供にどう話しかけたらいいのか困る場合もありますよね。

会話が苦手な方でも簡単にできるポイントをまとめてみました。


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子供との会話が苦手な場合の方法

子どもに話しかけにくい
大切なポイントはいきなりたくさんの話をしようと思わないことでしょう。

そこでお勧めなのがあいさつです(^^)/

子どもにあいさつをする

何か話しかけても返事がないと寂しいものですが、あいさつだって同じです。

でも、「今日、学校どうだった?」という言葉に比べれば、返事がなくてもショックは少なくてすみます(^^;)

子どもにかけるあいさつ言葉

・おはよう
・行ってらっしゃい
・お帰り
・おやすみ

返事がなくてもいいんです。
何回言って返事がなくても変えることなく言い続けます。

子どもに関係なく言いたい言葉

・行ってきます
・ただいま
・いただきます
・ごちそうさま

子どもにかける言葉だけ意識して夫婦の会話が少なくなっていませんか?
子どもがいなくて2人だけの時も言い続けます。

大切にしたい言葉

・ありがとう
・ごめんね

ありがとうは特に多用したい言葉。

ごめんねは子どもに対しても率直に言いたい言葉です。

子どもの話をうなずいて聞く

話しかけて返事が有るか無いかだけに気を取られていて聞くことがおろそかになっていることは意外にあるものです。

子どもが何かを話してきたときこそチャンス、次の点を大切にし、貴重なチャンスを生かしましょう(^^)/

・相手の方を向いて聞く
(目を見ることも良いが凝視しないように)
・何かをしながら聞かない
(洗い物をしながら、スマホを見ながら…)
・うなずきながら聞く
(首を縦に振りながら)
・相づちを打ちながら聞く
(「うん、うん…」「へぇ~、そう」「ほんと?」などと…)
・話の途中で口を挟まない
(自分の考えを言う、子どもの話を否定する)

※ポイントは他にもありますが、これくらいでも十分です(^^)/

覚え書き
✔ 子どもとの会話のきっかけは、まずあいさつから
✔ 子どもとの会話力を高めたいなら、うなずいて聞く

 

思春期の親子のコミュニケーションで注意すること

先ほどの、「あいさつ」と「うなずいて聞く」ことは誰にでも当てはまることですが、特に思春期の子どもには大切にしたいことがあります。

来たときにちゃんと聞いてやる

子「ねぇ、お母さん」
親「何?」

子「ちょっと聞いてほしいんだけど…」
親「ゴメン、手が離せないから後にして」

大人は忙しい時間だらけ(^^;)
それは私も実感としてわかります。
でも「チャンスは1回!」と思って聞いてあげましょう。

それが原因で、仕事に遅刻したり、夕食が30分遅くれたらホント困るんですが(^^;)
時には犠牲を払っても価値があることもあるかもしれません。

子どもが避けるときに深追いしない

子「ただいま」
親「お帰り」親「今日、○○があったんでしょ、どうだった?」

子「別に…」
親「別にってことないじゃない」子「うるさいなぁ」

バタン!!

そう言って部屋に入ってしまうこと、ありますよね(^^;)

 

そんなときに「親に向かってその態度は何さ」とか思っているとつい追っかけていって子どもの部屋のドアをバン!と開けたくなります(^^;)

でもね、私たちにもあまり話をしたくない時とか、一人になりたい時ってありますよね(^^;)

覚え書き
子どもから来る時を大切にし、避けるときには深追いしない

中学生との親子コミュニケーションのまとめ

今日のポイントは次の4点でした。

たとえ相手が我が子でも、相手にばかり求めないで自分からできることを考えてみる
子どもとの会話のきっかけは、まずあいさつから
子どもとの会話力を高めたいなら、うなずいて聞く
子どもから来る時を大切にし、避けるときには深追いしない

それではまた!

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