クソババア!と言われたり、急に口を聞かなくなったり…。

人様のそんな反抗期の話を聞くと「大変だなぁ」と思いながらも、「うちの子は中学生になっても反抗期がないんだけど大丈夫かしら…」と心配になることはありませんか?

実は、返事をしない、暴言を吐く、部屋に閉じこもるといった反抗期特有の態度などが見られなくても大丈夫! ほとんどのケースでは心配いりません。

ただ、中には大人になってから反動が来る心配がある場合もあります。

ここでは、チェックリストを元に反抗期がなくても心配いらない場合と、何かしらの対応が必要な場合の見分け方をお伝えします。

あなたのお子さんがどちらに当てはまるかを確かめてみてくださいね。

私は元中学校教師で長年にわたってたくさんの事例を見てきましたし、悩みを抱えた多くの保護者の方の相談にのってきました。
初めての方はこちらをお読みください

この記事では、それらの経験とあらためて調べてみたことを元に書いています。

スポンサーリンク

反抗期ない子 反動の心配度をチェック

反抗期のない子どもの反動チェックリスト
すべての項目の当てはまるところにチェックを入れ、各群の合計点数を出してください。

チェックシートはこちらからダウンロードもできます。

反抗期ない子の反動 心配チェックリスト

A群

当てはまる やや当てはまる あまりあてはまらない あてはまらない
点数 5点 4点 2点 1点
一方的に親の考えを押しつけないようにしている
子どもの話をさえぎらないで最後まで聞いている
兄弟姉妹と比較して言うことはしない
どんな時でも子どもの言い分には耳を傾けている
私自身、反抗期をあまり経験していない
私も配偶者も穏やかな性格だ
点数

B群

子どもが間違っていればすぐに正している
子どもより経験豊かな親の考えのほうが良いと思う
子どもが失敗をしそうな時には手を差し伸べる
子どもに悩みがある時は常にアドバイスをしてきた
子どもが将来困らないような進路を考えている
子どもを褒めると調子に乗るのではないかと思う時がある

C群

子どもの望むことはできるだけやってあげている
親子でおそろいの服を着ることを素敵だと思う
子どもとはとても仲が良く「友達みたい」とよく言われる
できるだけ子どもの自由を尊重しようと思う
子どもと何でも話し合える関係が良いと思う
子どもに嫌われるのは嫌だ

反抗期の親子関係確認チェック合計点数の見方

合計点数を出してA群~C群のどこが一番点数が高いかをみてくださいね。

A群優位

A群の点数が一番高いあなたはお子さんに反抗期がなくても心配いりません。

あなたの子育てでは、お子さんが反抗する理由があまりないからです。

ひとつだけ注意して欲しいこともあるのですが後ほど詳しく書きます

B群優位

B群の点数が一番高いあなたのお子さんの場合、反抗期がなければちょっと心配です。

もしお子さんが抑圧されていると感じているなら後で反動が来る恐れが考えられます。

C群優位

C群の点数が一番高いあなたの場合、反動についてはあまり心配はいりません。

ただ、少し注意していってほしいことはあります。

 

それでは詳しくみていきましょう。

これらのいずれにも当てはまらない場合もありますが、それにも触れたいと思います。

A群優位 子どもが中学生になって反抗期がなくても心配ない

反抗期がなくても心配ない
親のあなたが思春期特有の反抗期を理解し、早い時期からお子さんに少しずつ自立を促してきた結果だと思いますので心配はいりません。

あなたは、子どもを一人の人間として尊重し、少しずつ大人として扱う部分を広げてきたと言えるでしょう。

反抗期がなくても心配いらない理由

思春期の反抗期は簡単に言えば大人になる発達の過程で、親や他人の話や指示に対して、拒否や抵抗をしたり反抗的な言動をするものです。

ですから、上記のような言動が多いパパやママのいるご家庭では拒否や反抗をする必要がないわけです。

 

これらを完璧にしている家庭は見たことがありませんが、これらのことを大切にし、いつも心がけてきたようなご家庭はたくさん見てきました。

そして、そういった家庭では、わずかな反抗のため、親も本人も反抗期に気づかないまま大人になってしまうようなことはよくありました。

心配されることは温室育ち

子どもは家の中だけで生活している訳ではありません。
学校では多くの子どもたちと一緒に授業や部活動に取り組んでいます。

当然、先生などの親以外の大人と接することもあります。
まして、いずれは進学や就職で家を離れることもあるでしょう。

 

たとえば、大学に進んで独り暮らしを始めたとき、同じアパートの住人や大学の先生、そして学生が、すべて自分の親のように理解があり、受けとめてくれるとは限りません。

就職した時、会社の上司が無理難題を言ってくるかもしれません

つまり、生きていれば世の中には理不尽なこともたくさんあるということも子どもに教えていくことも大切になります。

家を離れて就職しいよいよ自立! と思っていたら上司に叱られて会社を辞めてきたというのでは困りますからね(^^;)

★子どもに世の中の理不尽なことを上手に教える方法

スポンサーリンク

B群優位 反抗期がなくて要注意な場合

反抗期がなくて要注意
通常、B群のような接し方をしていれば、適度な反抗期が訪れても不思議ではありません。

反抗期が見られない理由として考えられることが大きく2つあります。

反抗期が訪れるタイミングでない

ある調査の結果を引用してグラフにしてみました。

反抗期の時期はいつか
反抗期の時期
※注 反抗期と思える時期はなかったという数値を除外してあります
※引用元/明治安田生活福祉研究所 2016.7.19

この調査結果によれば、思春期特有の反抗期が現れる年齢は様々です。

ですから、これから先、いずれ反抗期が出ると考えられます。

この場合はお子さんの様子を温かく見守っていけば良いでしょう。

子どもが抑圧されて反抗できない場合

次の項目に当てはまるか確認してみてください。

  • 一方的に親の考えを押しつけ、子供の考えを聞いてこなかった
  • 他の子や兄弟姉妹と比較して「もっと頑張れ」と言って頑張らせてきた
  • 点数や結果からダメなことを指摘したり叱ってきた
  • 失敗を認めず、失敗を責めてきた
  • 自分で決めなさいと言いながら、親の考えと違うことは認めないできた

もし当てはまらないのであれば、先ほどのように今が反抗のタイミングではないのでしょう。

 

当てはまることが多いなら、もしかしたら無意識のうちにお子さんを抑圧しているかもしれません。

もちろん、あなたはとてもお子さん思いで、子どもの将来の幸せのために一生懸命子育てしてきたと思います。

ただ、その結果、すべて親の思い通りにさせ、親の力で子どもをコントロールしたきたという側面がやや強くなったのかもしれません。

反抗期がなくて心配な理由

思春期の反抗期は、大人への発達の過程で、親や他人の指示などに対して、拒否や抵抗といった反抗的な言動をするものですが、その反抗的な態度を親の力で許さないわけです。

親の強い力で抑圧されて育った子が、やがて成人した後に親より力が強くなったときや、親元を離れた時などに一気に開放されて大きな反動が来ることが考えられるます。

また、稀にですが、ニュースになる様な事件に発展する例もあるようです。

・ある時、生徒がちょっとした問題を起こして家庭訪問に行った時のことです。
・話をしていて特徴的なことが2つありました。
・ひとつは子どもがほとんど喋らないこと。
・何を聞いてもほとんどお母さんが答え、お子さんが話すタイミングがないんです(^^;)
・もうひとつは、こちらが何か言っても、「私はこう思います」と必ずと言っていいほどご自身の主張を話します。
・それ自体は悪くはないのですが、訪問中の会話で終始その調子でした。

ゴールが一緒でもそこに至るまでの道のりや考え方は多様だと思うのですが、自分の考えに固執し多様な考えを受け容れるゆとりが感じられませんでした。
わずかこの2つのことからでも、母親が自分の思う通りに子どもをコントロールしようとしている様子が感じられました。

その彼ですが、中学生時代は大きな問題は起こしませんでしたが、高校に行ってからいろいろな事件を起こしたと知り合いに聞きました。

 

親に抑圧され、コントロールされた子が高校生くらいに成長して、急に親に反抗したり、退学して親を困らせたり、何かと問題を起こしたりするのはよくあることです。

C群優位 お友達親子のデメリット

お友達親子のデメリット
反動といったことについては大きな心配はいりません。

ただ、子どもの成長や自立を考えた時に注意していきたいことが2つあると思っています。

わがまま放題になる恐れ

子どもの自由をできるだけ認め、何でも話し合える関係はとても良いと思います。

そういったご家庭では反抗が見られなくても不思議ではありません。

また、成長してからの反動も心配いらないでしょう。

 

ただ、認める自由が広いあまり、学校や社会に出たときに家庭にいたときと同じようにならないで、息苦しく感じることになることがあるかもしれません

また、子どもが幼いとき、小学生の時、中学生頃までは望むことを叶えてあげられますが、成長と共に難しくなってきます

例えば、

絵本がほしい
いいよ、買ってあげる
ブランドバッグを買って!
わかった、いいよ
海外旅行に行きたいんだけど
・・・・
彼女がほしいんだけど
・・・・

子どもから嫌われたくないがために子どもの要求を通す場合は要注意です(^^)/

子どもが人間関係でつまずく恐れ

以前に比べると
これも前述のものと同じ調査結果を引用してグラフにしてみました。

不満や悩み事の主な相談相手
悩み事の相談相手
※子ども(全国の15~29歳の未婚男女 高校生・専門学校生・大学生等)
※親(子どもと同年代の頃/全国の35~59歳の男女 中学生~29歳の子を持つ親)
※注 母親と友人の数値のみを抜き出してグラフにしてあります。
※引用元/明治安田生活福祉研究所 2016.7.19

たしかに、親世代の子どもの頃は友人が圧倒的に多かった相談相手が母親にだいぶウエートが移行しています。

しかし、あまりに親子べったりの関係は子どもの幅広い人間関係を阻害してしまう恐れもあります。

恋人ができても、「やっぱりお母さんの方がいい」となったり
何においても「ママが一番」では困ります。

だって、私たち親は生涯にわたって子どもの面倒を見ることはできないのですから…。

 

時折ニュースになりますが、職場の人間関係につまずいて実家に戻り、親の年金だけを頼りに暮らしたあげく事件を起こしてしまうようなことだってありますし…。

反抗期ない子どもの反動 まとめ

チェックリストを元にいろいろと考えてきましたが、このほかのケースもあります。

 

たとえば、親が病弱とか経済的に苦しいといった状況を子どもが察してわがままを言わない、反抗しないように自分自身で自分を抑えてしまう場合です。

このような反抗したくても反抗できないといった場合、後から大きな反動が来ることはあまり考えられません。

どんな場合も、常にお子さんに目を向け、お子さんの気持ちを理解しようと努めていれば、そして子どもの自立を促して上手な子離れを考えていけば大丈夫。

きっと素敵なお子さんになるに違いありません。

それではまた(^^)/

スポンサーリンク
コメントを残す